初年次教育を修了した学生を対象に、社会的な要請の高い汎用的な技能に関する到達度テストや人間的な能力に関する意識調査を実施します。その上で、ポートフォリオを活用した学修支援を図ると共に、主体的に学べるeラーニングのキャリア系の学修支援プログラムを構築し、授業外の時間を有効活用できる環境を形成します。
[ 連携取組の主な内容 ]
◆ 学士力の到達度テストの実施
初年次系の学修支援プログラムの成果として、年次進行でWebによる到達度テストを実施します。既に千歳科学技術大学で活用されているように、こうしたデータを学内のポートフォリオに蓄積し、キャリア教育での振り返り(学生への意識付け)を行います。
◆ 共通プログラムによる学修支援
到達度テストの結果に基づき学生自らに学習計画を立てさせ、自分の学ぶべき内容をeラーニングで主体的に学習させる取組を試行します。大学間共通のプログラムを通じて他大学の学生の学びの状況も参照することで、意識を横方向へと拡げることも可能にします。
尚、検証は新設学部がキャリア教育対象を迎える愛知大学をモデル校とし、取りまとめは千歳科学技術大学で行います。
◆ 大学の特性を反映した学修支援
大学間である程度共有可能な論理・数理・語学及び情報の専門基礎的な教材を共通基盤システムに共有するほか、より高学年向けの体験型/交流型の教育プログラムの成果も教材化して取り込むことで、縦方向への意識の拡がりも内在化させ、縦と横の両方の視点を意識させることで、社会を意識したコンピテンシーに対する動機付けを図ります。
尚、この取りまとめ創価大学が担当します。
教育資源に関しては、大学間のFDを通じて、各大学で共有可能な専門基礎に繋がる内容をモデルシラバスに含めることで、共有化を図ります。