1年次を対象に、共通基盤システムを活用して各大学200~300名規模でのWebテストを実施し、各大学の学生の学習特性を把握した上で、入学前教育や入学後の補習教育等を行います。eラーニングで学修時間を担保し、その教育方法を大学間のFDで共有、最終的に教材化して互いに利活用することで、質の高い初年次系の学修支援プログラムを構築します。
[ 連携取組の主な内容 ]
◆ 確認テスト
参加大学の初年次系教育で実施し、成績データの統計処理を行い、その結果を各大学にフィードバックします。既にJADEを中心に検証している大学間でのデータ検証の効果測定に基づき、学生の特性把握に努めます。
◆ 入学前教育
入試形態の多様化に配慮し、入学前からeラーニングを活用したプレテストを実施します。eラーニングを活用した入学前教育により、学修時間を担保するとともに、学修の継続を促進させます。
◆ 入学後補習教育
上記テストの結果をポートフォリオ活用で蓄積することにより、入学段階での自らの弱点を把握できるようにします。こうした弱みに対し、eラーニングを用いて授業外での主体的に学びを促進します。また、教員が定期的にアドバイジングを行うことで、定期的な学習の習慣づけを図ります。
尚、初年次のポートフォリオの有効活用のモデル校としては山梨大学と桜の聖母短期大学が、取りまとめを佐賀大学が担当します。
各大学で実施の初年次系の授業内容については、共同のFD・SDセミナーにて情報交換を図り、次年度の授業改善に繋げます。また、愛媛大学を中心に共通教材の共有化を推進すると共に、ステークホルダーの学会の全国大会シンポジウムにて一連の成果を公開していきます。