クラウド上の教育資源による共通化と社会への公開

学士力の知識・理解・汎用的技能等の基本的な内容に関して、文系・理系の学士課程区分やリメディアル教育、初年次教育、キャリア教育等の教育区分を想定しながら、参加大学及びステークホルダーで基盤となる教育内容を協議・策定し、クラウド上の教育資源として質の高い学士力の確保と主体的な学びを促進していきます。

[ 連携取組の主な内容 ]

モデルシラバス

各大学の初年次教育及びキャリア教育の科目担当者を中心に、入学段階と卒業段階までに必要な学習内容をそれぞれ検討し、数学・英語・日本語・情報に関する学士力共通のモデルシラバス(文系理系共通・文系特性・理系特性の3パターン×数段階のレベルを設定し、到達目標も明記)に反映させます。

入学段階のWeb確認テスト

日本リメディアル教育学会(JADE)及びや日本情報科教育学会(JAEIS)とも連携し、既に数学に関して、工学部での大学連携で到達度検証を行う実績を持つ山梨大学の知見に加え、学習観や学習態度に関する検討も行い、適宜調査形式の項目を加えていきます。

学士力のWeb到達度テスト

各大学で就業先企業に対する卒業生調査を実施し、社会で求める一般的な能力の確認を文系・理系ごとに確認して整備します。さらに、入学後の共通基盤的な初年次教育内容(大学間共通)や、各大学の専門基礎に繋がる数理・論理・語学及び情報運用系の内容(大学の特性を反映)も、大学連携のFDの枠組みで検討します。

eラーニング学習教材

モデルシラバスに基づき、ルーブリック評価による到達度ごとに分類します。
日本語・数学・情報の教材整備を千歳科学技術大学・愛知大学・山梨大学の連携で、留学生向けの日本語支援に関する共通教材の整備山梨大学を中心に、英語を佐賀大学、短大卒業後の学部編入を想定した必要な学習内容を桜の聖母短期大学、初年次系の共通基盤教材を愛媛大学といった形で、各校の専門領域を活かして策定していきます。
基礎に繋がる教材については、教材作成WG全体で議論をして作業を進めます。


尚、これらの共通基盤システムは、事業終了後、各協会と連携し、社会も巻き込んだ循環を取り入れ、よりオープンな学びの場へと発展させていきます。

初年次系の学修支援プログラム

TOPへ戻る